原発震災

osamuharada2011-03-12

【3月12日・午後2時半】恐れていた原発震災がおこったようです。福島第一原発1号機のニュース。すでに、核分裂してできる高レベル放射性廃棄物セシウム」と「ヨウ素」が炉外で検出されたよし。このたびの巨大地震津波とともに、気がかりだった原発事故がとうとう始まったらしい。
さらに恐ろしいことに、テレビ報道をみていても、昨日からいっさい報じていないことがある。この原子力発電所の3号機のほうは、去年の9月23日から、プルサーマル運転を開始していることです。http://sankei.jp.msn.com/region/news/110123/fks11012309520005-n1.htm
【午後3時50分】3号機の運転が、いま停止されたというニュース。まだ止まっていなかったんだな。しかしチャイナ・シンドロームの悪夢は続く。 前に書いた原発震災→[id:osamuharada:20101220
【午後9時】官房長官によると、1号機の爆発では、原子炉の格納容器は破損していない。8時20分から、海水を引き入れて原子炉の冷却をしているそうだ。これには数時間かかるよし。失敗は許されない。
【3月13日・午前10時半】 保安院の発表。「1号機」の注水はできたらしいが、しかし水位はまだ確認ができない。 次の緊急課題は、冷却機能がすべて失われた「3号機」に移ったという。この炉だけはプルサーマルMOX[プルトニウム]を燃やしているはずだが、一切報道されない。停止をしても冷却が遅れたら、炉心溶融が始まるのではないか? 続いて、3号機からも放射性物質が出ているとの報道。
地震津波、自然災害の悲惨さは報道により、目で見ることができる。日本国の存亡にかかわる原発危機は、目に見えないところで進んでいる。さらに政府からの情報は閉ざされている。
【午後1時15分】 「2号機」からも放射性物質が出たとの報。1,2,3と並んだ。
【午後2時40分】宮城県東北電力女川原発からも放射線量が上がった報。
● 「3号機」のプルサーマル運転については、TVでは全く報道しないが、ネットでは出ています。ただし記事以上に想像力を働かせて、危険度を認知してください。http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103130070.html
● まともな情報は、このUSTREAMで聴いてください。→①http://www.ustream.tv/recorded/13269582 ②http://www.ustream.tv/recorded/13293527
● 故 平井憲夫氏のサイトから、プルサーマルについて《 これは非常に危険です。分かりやすくいうと、石油ストーブでガソリンを燃やすようなことなんです。原発の元々の設計がプルトニウムを燃すようになっていません。プルトニウム核分裂の力がウランとはケタ違いに大きいんです。だから原爆の材料にしているわけですから。》 『原発がどんなものか知ってほしい』→http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html
【3月15日午前11時半】 東京の放射線量も今日から急速に上がっています。→http://park18.wakwak.com/~weather/geiger_index.html
● このブログに書いていることは、人に押し付けたり、脅したくて書いているわけではありません。マスコミが流す情報は首肯できないからです。これも人災の一つだと思います。
● ドイツSpiegel誌:12日から現在までの、風に乗って流れた放射線のシュミレーション動画です。 http://www.spiegel.de/wissenschaft/natur/bild-750988-192309.html
● 広瀬隆さんの特別レポート「破局は避けられるかー福島原発事故の真相」→http://diamond.jp/articles/-/11514
●ぼくは昨日、かねてより計画していたニューヨークMOMAの「抽象表現主義展」行きを断念し、日本にいて娘や孫を関東から避難させました。このことが後になって杞憂であれば幸いです。