去年はちょっと早すぎたけれど、今年の京都は紅葉の真っ盛りに間にあった。不況で京都も観光客が減ったそうだが、それでも観光スポットだけは繁盛していた。鹿ヶ谷の『泉屋博古館』（住友のコレクション）にて、所蔵の「富岡鉄斎」展を観た。大げさな宣伝などしないので、幸いここまでは観光客も来ない。なのでユッタリと鉄斎鑑賞ができて最高の気分でしたよ。 写真は、後ろの東山連峰の紅葉が借景となる、なんとも贅沢な中庭です。左側の建物が展示室。 鉄斎は八十歳を過ぎてから「天才」の域に至った、大器晩成型の芸術家だなァと、今回もつくづく感じ入りましたね。どんなに素晴らしいかは、筆舌に尽くしがたい、とでも書くしかないか。日曜日は三人連れで観に行きましたが、昨日はまた観たくなっちゃって一人で訪れ、再び眼福を得ることができました。紅葉観光なんか退屈になるほど、鉄斎のほうは楽しくていつまでも見飽きないんだな。
去年の京都紅葉は→(id:osamuharada:20081111)
富岡鉄斎→(id:osamuharada:20071027)
