川端実展のお知らせ

osamuharada2009-04-06

川端実の作品展は、4月12日からスタート、26日マデです。  芸術新潮4月号、ぼくのコラムの出だしは、こんな風に川端先生を紹介しています。《 1950年代に現代美術の本拠地ニューヨークに身を投じた川端実(1911〜2001)は、抽象表現主義の総本山ベティ・パーソンズ画廊と、60年代から80年代まで永年に渡る専属契約を結んでいました。日本の閉鎖的な洋画壇からは遠く距離を置いていたため、孤高の画家と呼ばれはしましたが、いま20世紀美術を振り返ってみれば、日本画壇こそ世界に孤立して忘れ去られた存在だったのではと疑うことしきりです。ともあれコスモポリタン的な人生を謳歌した川端実は、ニューヨーク現代美術の最も刺激的で幸福な時代に、その類い稀なダイナミスムを生かした抽象絵画の制作を続けていたのです。 》  * 文中にあるベティ・パーソンズの画廊からは、いわゆるニューヨーク・スクール(派)と呼ばれた画家たちが輩出しています。ジャクソン・ポロック、マーク・ロスコ、バーネット・ニューマンなど。
           『 川端 実 展 』
    4月12日(日)〜4月26日(日)、午後1時〜7時 
    [築地会場]パレットクラブ [碑文谷会場]リバーベル


パレットクラブ 東京都中央区築地4−11−10 TEL:03−3542−8099 地図
リバーベル 東京都目黒区碑文谷4−15−15 TEL:03−5724−5800 地図

2年前の『川端実展』については、(id:osamuharada:20070331),(id:osamuharada:20070409),(id:osamuharada:20070416)