ニューヨーク公共図書館のトート

osamuharada2007-04-03

わが師の絵画と対面する今日この頃ですが、毎日通っているうちに、むかし『ニューヨークの川端実』取材のため先生のアトリエへ通った日々を懐かしく思い出しました。1990年のことです。5番街のホテルに泊まると、近くの42丁目にNew York Public Libraryがあって、そこのショップで気に入ったトートバッグを発見。お土産用にと、すぐ使う用に二つ買って、取材道具のテープレコーダーやカメラ、ノートなどを放り込み、地下鉄に乗ってダウンタウンのアトリエへ向かいました。
こういう時は断然トートバッグが便利です。何しろ貧乏そうに見えるので安全でもあるのです。先生のアトリエ近くは当時ちょっと物騒な所で、取材中にも近所の公衆電話前で人が撃たれたりしていたので、歩く時は気をつけろよと言われていたのです。というような理由もあって、図書館バッグを肩にかけ、毎日アトリエ詣でをしたのです。その思い出のバッグを久々に持ち出してきて、今日も地下鉄に乗って来ました。
ライオンの彫像が入り口に並ぶ、この有名な図書館は、映画『デイ・アフター・トゥモロー』にも出てきましたね。マンハッタンが氷河期になって凍っても、図書館の古書を暖炉で燃やして助かったという有難いお話。やはりこれは「お守り」のようなトートバッグなわけですね。ただ映画『ゴーストバスターズ』ではこの図書館にお化けが出没していましたけど。