今日、地下鉄に乗ったら奇妙な中吊りポスターを発見。あの「美しい国へ｣が売れている出版社が出している女性誌で、特集タイトルは「犬セレブ！」と大書。表紙には２匹の小型犬が派手な服を着てマフラーをしている写真。内容は｢真冬のワンワン・ファッションショー」だの、犬のエステやヘルスの記事が満載らしい。近寄ってよく見るとマフラーは毛皮だった。まさか本物の毛皮じゃないでしょうね。やっぱりセレブだったら本物の毛皮なのか？などとしばしポスターを凝視してしまいました。服もシャネルとかプラダなのか？とうとうペットブームもいき着くところまでいきましたね。
上の写真は、ぼくのアトリエがある島で、買い物中に撮ったもの。町のスーパーマーケットの外で、寒さにブルブル震えながら主人を待つ姿が切なくて可愛かったのと、首に巻いていたマフラーがちょっと変わってるなと思いつパチリ。頭のてっぺんはゴムで留めてあります。よく見るとこれはマフラーなんかではなくて、ただの白いタオルなのでした。しばらくすると買い物が済んだご主人が登場。その見るからに漁師風のオッサンの、太い首にまかれていたのも同じ白いタオルです。しかも結び方は全く犬と同じカタチ。考えたら島のオッサン達は、夏には頭にタオルを、冬は首にこんな風に、よく言えば小粋？な感じにタオルを巻くのでした。島のセレブ犬だって、オシャレじゃ負けてないんだぜ。
