JAZZ

osamuharada2005-01-30

寒い冬の夜には、部屋を暖めてワインを飲みながら、ジャズを聴くのが一番楽しいなと思っていたら、古いイラストレーター仲間で先輩の河村要助さんから、またぼくのために自選してジャズの曲をダビングしてくれたCDが届きました。河村要助といえばサルサ。と、ラテン音楽マニアの間で知らない人はいないはずですが、最近は(トシのせいですよ)1950年代のモダンジャズばっかり聴いてるんだよと言っていました。以前からサルサならアレとコレを聴けとばかりに教えてくれて沢山のCDをいただきました。それまでぼくはカリブ海の音楽ではフランス領マルティニーク島クレオール語のズークが専門だったので、特にニューヨークで洗練されたサルサの、ラテン音楽の楽しさは一から要助先輩に教わりました。ジャズのほうは昔からぼくが好きなのを知ってくれていたので、選曲そのものが、先輩はこの頃はこんな心境なんだよという近況報告にまでなっているようで、音を楽しむ以上にお便り拝読という感じがしてきて余計に楽しいわけですね。それといつも手描きでCDジャケット(上の写真)をつくってくれるのが嬉しいのです。何故ならぼくは同業者でありながら、昔から要助さんのイラストレーションの、大のつくファンだからです。さらっと描いているのにカコイイでしょ。この他にチャリー・パーカーの選曲CDでは、珍しいLPジャケットをコピーしたものがありました。ぼくがパーカー好きなのを知ってのうえでので配慮です。でも今度あったら手描きのも欲しいと是非ねだってみるつもりです。前はあんまり好きじゃなかったパーカーの「チュニジアの夜」も、改めて要助さんの選曲で聴くと新鮮に感じられたのが不思議でした。イラストも音楽も、ぼくのありがたい先輩なのでした。