2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

PEACEMAKER

NYのメトロポリタン美術館で、拳銃が展示されていたのには驚いた。西部劇ファンならお馴染みのコルト・ピースメーカー(写真下)。誰でも保安官ワイアット・アープ(OK牧場の決闘)を思い浮かべるはず。ヤツガレもバカな中学生時代に、このモデルガンをアメ…

フレンチポップス

そろそろ秋めいてきたところで、ひさしぶりにブランデーが飲みたくなった。以前買い置きしておいた Armagnac Chateau de Martet 1976年 を開ける。ブランデーグラスから、芳醇な香りがBARいっぱいに広がって、ひと足先に秋がやって来た。 何かちょっと、むか…

風吹かば

「風見鶏」=中曽根元総理大臣のニックネーム、という悪いイメージ(親米・改憲・原子力ムラ)があったので、自分で「風見鶏」を取り付けるとは思ってもみなかった。ところが日常の風向きが気がかりになり、探したら鶏のかわりに犬のがあったので、これなら…

『古今亭文菊 落語会』

秋の『 古今亭文菊 落語会 』のお知らせです。 早いもので去年の九月に真打昇進して、文菊のうえにもあわただしい一年が過ぎようとしています。昨年十月には師匠である古今亭円菊師に先だたれ、また帝国ホテルでの真打お披露目パーティーを元気に取り仕切っ…

荷風 万太郎

江戸から明治へと様変わりした後に生まれた東京の作家には、まだ過去になったばかりの、江戸時代への憧れやノスタルジーのようなものが強く残っていたと思う。永井荷風は東京山の手の出身。荷風が慶応の教授時代に主宰した「三田文学」で、新人デビューした…

東京五輪音頭

たかが一都市の体育祭にすぎないものに、一国の総理大臣や皇族がアルゼンチンにまで押しかけて営業した。それで東京五輪を(大金はたいて)勝ちとった!と大喜びしている。頭は小学生並み。おかげで今日は大変にオメデタイ一日となった。これであの『東京五…

アトリエ日記

ニューヨークの画材店【 UTRECHT 】から、注文しておいたリキテックスの PROFESSIONAL ACRYLIC ARTIST COLOR が届く。すべて Made in France。どの色も輝く宝石のように美しい。絵描きの幸福は、気に入った絵具に巡り会えること。完成された絵具の色彩に導か…