2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

トミ・ウンゲラーのおかしな世界

芸術新潮八月号の、トミ・ウンゲラー大特集が面白いので一言。六〇年代から七〇年代にかけての、デザインやイラスト好きの人にとっては懐かしい名前。(当時はTomi Ungererを、トミー・アンゲラーと発音していたと思う) ぼくは絵があんまり好きじゃなかった…

びいどろ酒杯

芸術新潮八月号のぼくのページは、夏らしく涼しげな美術をということで、谷道さんの吹きガラスを紹介しています。南蛮趣味、長崎のびいどろ(吹きガラスのこと)や、ぎやまん(切子のこと)について述べたあと、谷道さんの吹きガラスのことを書きました。図…

アブストラクトと床の間

部屋を自分で設計した時、真っ先に考えたことは、和室に川端実先生の抽象画をどう掛けるか?なのでした。掛け軸や額装した絵だったら、普通の床の間でいいのだが、キャンバスを剥き出しで壁に掛けることがほとんどの、先生の抽象絵画には向いていない。床の…

スイートコーン

近頃のオヤツでハマってるのが、甘い甘いスイートコーン。野菜や果物、砂糖を使ったお菓子では、味わったことがない独特の甘さ。素朴で力強く、太陽が造った甘味という感じ。茹でて、塩はふらずに、そのままガブリといく。いつもは島の生産者市場で、午前中…

夏なれや・・・

例年より早く、関東も今日で梅雨明け。 島の小さな動物園に一昨年やってきたレッサーパンダ君、寒い中国奥地の出身だから暑さには極端に弱い。去年の夏もグッタリして昼寝ばかりしていた。今年の春に、長野の動物園から可愛いレッサーパンダ嬢を、お嫁さんに…

梅雨の昼風呂

去年、閑人昼風呂にハマると書きましたが、夏の炎天下と、梅雨時の露天風呂だけはよろしくない。この蒸し暑くて鬱陶しい梅雨の間は、しかたがないので写真の古いアトリエ2階の室内風呂のほうで昼風呂趣味をやっております。外は雨というより、ほとんど霧状…

毒舌バーバラ・クルーガー

80年代に人気のあった現代美術作家の Barbara Kruger さん。二十世紀末期のアメリカ文化と社会を容赦なく皮肉ってくれて小気味よかった。広告デザインのスタイルを借りて、インパクトの強いヴィジュアル表現を得意とした。このトートは、’90年にホイット…

長山洋子の民謡演歌

津軽三味線を弾きながら歌う長山洋子の「じょんから女節」の登場は、久々の民謡らしい演歌だったので、あれ以来聴き惚れているうちに、すっかり洋子ちゃんファンになりましたよ。といっても他の持ち歌で、普通の現代歌謡曲を、フツーに歌ってるほうはパスし…