2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ガース・ウィリアムズの絵本

大型書店の雑誌売り場の前を横切ったら、“LITTLE FUR FAMILY”の絵本が表紙を飾るホッコリ系雑誌が置いてあったのでビックリ。去年の芸術新潮二月号のぼくのコラムで紹介したばかりの、日本ではあまり知られていなかった絵本なのでした。この絵本、三年前には…

東京のくず餅

昔の東京ッ子にはお馴染みのはずの「くず餅」を久しぶりに食べてみたら、これがまた煎茶にピッタリだったので、嬉しかったなというだけのツマラン話です。 子供の時分には、まわりに親類縁者の年寄りたちがまだ健在で、ジーさん&バーさんの土産物といえば「…

神保町・一誠堂書店

「出光美術館」にて、室町時代から順を追って大正の富岡鉄斎まで、水墨画の大家が勢揃いの展覧会。観終わったら、いつしか気宇壮大の気分になっていた。どうもトシとるごとに、この文人画の芸術境が面白くなってきたようです。病んだ現代美術なんぞガキにま…

カレンダーガール

今年はじめ、懐かしのエルブグレン描く、Pin-UPで綴られた日めくりカレンダーを衝動買いした。画集も近年いくつか出版されていたので、その流れでカレンダーも出たのでしょう。 正月から卓上カレンダーとして、毎日めくってはいたけれど、結局好きな絵のとこ…

新橋小川軒のオレンジゼリー

古い銀座を描いた二人の画家、劉生と荘八について、来月の芸術新潮に書こうと思い、現在の銀座八丁を往復してブラブラ歩いてみた。 江戸時代は、京橋寄りに貨幣鋳造所の銀座があったので通称「銀座」と呼ばれた場所だが、それは四丁目あたりまで。今の5丁目…

五月の菊六落語会

第八回目をむかえるパレットクラブ寄席、『古今亭菊六落語会』のお知らせです。毎回、「古典落語」と呼ばれる、お古いところばかりではありますが、この会で菊六は同じ噺を繰り返さず、毎回新しく仕込んだネタのみで挑戦いたしております。回を重ねるごとに…