書斎日誌

osamuharada2016-05-30

爽やかな新緑の季節ですね。島では今年の新茶を喫したり、読書三昧をやっています。
相変らず大政翼賛のTVニュースは気分を害するだけなので、見ずになんとかやり過ごしています。しかし、たまたま中国美術史の本を読んでいたら、その見たくもないアベシンゾーとそっくり同じ顔を発見! それは中国「明」の時代を叩き潰して「清」時代〔1616〜1912〕をつくった、最初の皇帝「ヌルハチ」の肖像画です(画像検索ヌルハチですぐ出ます)。コレけっこう笑えますよ。
ヌルハチ」と名前が変テコなのは、この人が漢民族ではなく、ツングース系の「女真族」だからなのです。かつて秦の始皇帝万里の長城を造って防御した、北東シベリアの騎馬民族の末裔ですね。「満州族」(中国では満族)とも呼ばれています。なにしろ清の時代になると、公用語をすべて中国語から満州語に変えさせたほどの圧政です。漢民族(中国人)を奴隷のように扱ってきた満州族清朝末期の支配者は、あの悪名たかき「西太后」。この女帝の顔までアベ似です。人相の共通項:目がやや中心に寄っている、しかもタレ目で、鼻が無駄に長い。唇うすく おちょぼ口。耳タブは垂れ下がってふくれている。ちなみにスケートの浅田真央ちゃんの人相も(気の毒だけど)よく見ると似ているな。日本人ではちょっと珍しい顔つき。
ところで満州族といえば、アベの爺さん 岸信介 は、満州国大日本帝国の傀儡政権)で暗躍していましたよね。ネットで調べてみると、この岸(ほんとはガン)の祖先は江戸時代に朝鮮経由でやってきて、長州で代官をしていた女真族、と書いている人がいました。おぬしもワルよのう、の悪代官だったもよう。これでやっと「田布施の謎」も解けそうですね。もしそれがホントなら、アベと「ヌルハチ」の顔が似ているのは至極当然。古代はツングースの靺鞨(まっかつ)= 後の女真族満州族 へと続く同じ遺伝子ということになります。こんなアホらしい事を考えていたらデジャブ感があったのでBlog内検索したら、三年前の「書斎日誌」にも(悪口雑言を)書いていたっけ。→ [id:osamuharada:20130525]  ←前の書斎写真は曇り日だったようで、好天の一昨日に撮りなおしました(上の写真)。目にしみいるような新緑に囲まれています。せっかくの爽快な季節、他にはもっと楽しい本を読んでいますよ。
追記:いろいろある日本人の顔について→ [id:osamuharada:20100605]