色鉛筆の柄について

osamuharada2016-05-10

【とりとめもない話】 ゴールデンウィークを孫とたっぷり(へとへとになるまで)過ごした。小学一年生になったばかりで、文房具などを新調してやらなければならない。それで娘が自分で持っていた鉛筆類や消しゴムなどを家で探してみたところ、懐かしいオサムグッズの色鉛筆が出てきたよという。未使用だったけれど、もったいないから孫にはやらず、今夏の「オサムグッズ展」にでも出展しようかと相談しているところです。この写真の色鉛筆ぼくがデザインしました。→ http://osamuharada.tumblr.com
色鉛筆はすべてチェッカー柄です。それぞれの色名もスタッフと共に考えました。缶ケースにもチェッカーをあしらってあります。あの頃はチェッカーに何となくハマっていたのを思い出しました。いま見てもなかなか可愛いな。
というだけの話なのですが、こないだの東京五輪エンブレの新デザインをついでに思い出した。同じく「チェッカー」柄であるのに、ニュースではやたらとエンブレムは「市松模様」とだけ日本語で言わせていたのです。街頭で若者インタヴューしたときも、「日本的な市松模様がいいんじゃないスか。」などと(ヤラセくさく)話を引き出していた。アナウンサーも最初から市松模様で押しまくっていた。チェッカーとは誰も言わない。江戸時代の歌舞伎役者の名前が由来の「市松」って言葉、中学生でも誰でも知ってたんだ。たしかにあの新エンブレム、ロゴも含めて藍一色だから、藍染めの浴衣か手拭いの柄に見えなくはない。デザイナーは「組市松紋」とかっこつけて呼ぶ。それなら祭り半纏にピッタリだ。そこまで言うなら、いっそ三波春夫の「東京五輪音頭」を揃いの浴衣で全員踊ってもらおうじゃないか。《 それ、トトント、トトント晴れ姿 》
さらに想像をたくましくすると、あの市松ことチェッカー柄は、欧米人にとってはお馴染みであるはずの、フリーメーソンのシンボルでもあるのね。英国のお巡りさん(ほとんど低階級メーソン)の帽子にもチェッカーが帯状にデザインされているでしょ。メーソンが Initiation(秘密儀礼)を行う部屋の、床は必ずチェッカー柄になっていなければならない決まりがある。チェッカーは秘密結社のシンボルのひとつなのです。ちなみに聖火ランナーが持ち運ぶ松明(たいまつ)、英語で TORCHもメーソンの大事なシンボルマークだそうです。またトンデモ陰謀とかいわれちゃうが、嘘だと思うならグーグルで Freemason Checker や Freemason Torch などと英語で入れて、画像の検索をして見てくださいね。いったいオリンピックを牛耳っているのは誰なのか? 何がほんとの目的なのか? 関係ないけど日本語はイチマツとタイマツで韻を踏んでる。また、どふでもよゐ話でした。