古本フリーマーケット

osamuharada2016-04-22

4月30日(土)、古本のフリマにて、ぼくも一日店主を務めます。自分で本を売るというのは初めてなので楽しみです。値切っていただければ、多分どんどんおマケして、タダになってしまうかもしれません。売るという行為が恥ずかしくて、どうも苦手なのですが頑張ります。
さて売ってもいい本を倉庫で探してみたのですが、美術芸術関係の本はどうしても手放せません。稼業のイラスト関連の本はひとつもありません。雑誌はすぐに捨ててしまいます。何度もよく読んだ本のほとんどは、表紙をとりのぞき、背にはテープを貼ってマジックで題名など手書きにしています。本文は書き込みやら付箋だらけで、もはや本としての原型をとどめていないのです。それも古本で買ったものが多いのです。いったい何を売ったらよいのやら…。
探しあぐねたところで、ダンボール箱いっぱいの、歴史と Conspiracy 本が出てきました。これらの本はあまりに危険で、すぐ「焚書坑儒」になるだろうと思いつ、同じものを余分に買って隠しおいたものなのでした。これを売っちゃおう。昔のことですが、著作者たち(一例として鹿島昇)が自費出版に近いかたちで上梓しています。いま読んでもその反骨精神は古びていない。というわけで、これらをフリマに出すことにしました。解説もいたします。おヒマで、危ないけれど興味深い話題についていけるかたにお分けいたします。
他の出店者(全12名)は、パレットクラブの講師や卒業生の温厚なかたばかりで、危険な本はありません。新刊本や美しいヴィジュアル本も多く出るのでは、とぼくも買い手として期待しております。
詳細は、PALETTE CLUB:BOOK & COFFEE → http://www.pale.tv
追記: フリマ無事終了。英国人夫妻(コンスピラシー通)との知遇を得ました。ぼくの売った翻訳本、英国ではその原本を置いたある専門書店が放火され余儀なく閉店させられたよし。まさに焚書坑儒なるべし!