那覇のビストロ

osamuharada2014-11-23

また避寒をかねて暖かい沖縄へ。今年で四年目なので、すっかり当地に身体が馴染んでしまった。天気はまるで初夏という感じで快適このうえない。いつも朗らかなウチナーの旧友も待っていてくれる。観光シーズンも終わり、静かなところもいいな。先週の選挙では辺野古反対派が圧勝したことも嬉しいニュース。ただナカイマ県知事のとぼけた猿芝居(カネ次第でコロコロ変わる)が、もう見られなくなったのはちょいと淋しい気もするけれど…。
ともかくまずは何か旨いものを食べて元気を貰おう、といつもの沖縄県産の食材でつくられるフランス料理の ビストロ petite rue へゆく。以前に見つけたお店です。→ [id:osamuharada:20111222] 
ここのフレッシュな【 パテ・ド・カンパーニュ 】(沖縄県産豚の肩ロースとのど肉の田舎風パテ) はぼくの定番になりました。沖縄の魚グルクンの【 グジョネット 】(小魚にみたてたフライ)は白ワインにぴったり。伊江牛【 ブッフ・ブルギニヨン 】(ほほ肉の赤ワイン煮込み)はまさに絶品です。やんばる島豚 肩ロース肉のロースト(フランス産粒マスタードソース)の味は、パリのビストロ Le Comptor を想わせる。他にも糸満産の野菜に久米島産の赤どり、マダムのつくるデザートまでが旨いので、何度も通うことになる。
若いシェフ夫婦から、(どなたかの伝聞によりぼくがイラストレーターだとバレたため)お店のロゴマークを描いて欲しいと依頼されました。そこで仕事としてではなく、いつも旨いものを食べさせてくれるお礼に、とロゴを描いてプレゼントしました。(写真の)看板にもなり、ついでに麻のトートバッグまでつくられました。夜はひっそりとした公設市場の裏の「小路(プチット・リュ)」には、ときどきノラ猫も往来しています。そこでちょっとパリの横丁風情で描いてみました。【 ビストロ petite rue 】→http://www.petiterue.jp